休日に予定をぎっしり入れる人は…

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休日に予定をぎっしり詰める人がいる。
休みの日なのに、次から次へと予定を入れ、スケジュールが真っ白だと不安になるようなタイプだ。
これは単なる習慣ではなく、心理的な背景が関係している場合がある。

まず、こうした人は達成感を得ることに強い快感を覚える傾向がある。
脳は物事をやり遂げたときにドーパミンという快楽物質を分泌する。
予定をこなすことで「自分はうまくやれている」「充実している」と感じられ、それが快感として記憶される。
この快感を繰り返し得ようとすることで、無意識に予定を詰め込むようになることがある。

また、予定がないと落ち着かない人は、何もしていない時間に自分と向き合うことを避けたいという心理も関係している場合がある。
空白の時間には、過去の後悔や将来の不安、漠然とした孤独感が浮かび上がりやすい。
そうした感情から逃れるために、予定という「やるべきこと」で心を埋めるのだ。

性格的な傾向としては、外向的な人に多く見られる。
人と関わることでエネルギーを得るタイプであり、誰かと会ったり活動したりすることが「休みになる」という感覚を持っていることも多い。
逆に、内向的な人や刺激に敏感な人は、予定が多いと疲れてしまうため、あえて何もしない時間を好む。

さらに、文化的な背景も影響している。
特に日本のような「がんばることが正しい」とされる社会では、何もしていない時間を「もったいない」「だらしない」と感じる傾向がある。
そのため、予定を入れていることが充実している証のように思われやすい。

つまり、休日に予定をぎっしり入れる人は、単にアクティブなだけでなく、達成感への欲求、不安の回避、性格傾向、さらには社会的な価値観といった複数の要因が複雑に絡み合っている可能性がある。
ただ予定を埋めるのではなく、なぜそうした行動を取るのかを一度立ち止まって考えてみると、自分の本当の欲求や疲れに気づけるかもしれない。

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